第5部 「大卿行北記」編 |
034.接豪伝 沿岸部での一件以後、ミェーチ軍団は西山間部へと遡上し流浪の生活を続けていた。 どうにか安堵の地を得るべく、西山間部諸国を訪ね歩くが、どこからも冷たくあしらわれてしまう。 そんな折、シェロの元に、関係が断絶したはずのエリザが訪ねてくる。 035.密議伝 エリザの暗躍により、遠征隊の、そしてミェーチ軍団の西山間部進出計画は、密かに進行し始めた。 一方、ハンに本国からとある通達が寄せられており……。 036.姫惑伝 ささいなことから、クーはハンから罰を受けてしまう。 処分が明け疲労困憊のクーの元に、マリアがある話を持って来た。 037.雄執伝 職人としても、エリザは凄腕の持ち主である。 ところがその技術が、ひょんなことからゼロとの諍いを生んでしまう。 038.新尉伝 長い冬が明け、北方に補充用の人員が送られてきた。 それを率いてきた新たな尉官エマが、シモン班に加わることとなった。 039.狐略伝 いよいよ西山間部を攻略すべく、エリザは軍団に、密かに指示を送る。 その一方で、妙なお話も協力者たちに伝えているようで……? 040.乱心伝 鳴り物入りで本土より送られてきたエマだったが、日を追うごとにとんでもない本性を明らかにしていく。 そしてついにある事件を起こし、エリザを激怒させてしまった。 041.狐謀伝 エリザの計略により、西山間部での作戦は結実しつつあった。 そこへとどめの一撃を加えるべく、さらなる謀略を巡らせていく。 042.平西伝 西山間部も遠征隊側の手中に収まり、北方の情勢は大きく変わりつつあった。 そんな中、エリザがある事情により、クーを西山間部へと誘う。 |