火紅狐 あらすじ(第3部)

第3部
北方内戦編

14.啓示記
両親に続き、恩人クリオをも失い、さらにあちこちの街で仇敵ケネスの権勢を見せつけられ、
フォコは失意と絶望、諦めに満ちた生活を送っていた。
そんな彼はある夜、不思議な夢を見る。



15.政争記
突然、政務大臣に任命されてしまった、新米官僚のランド。
その抜擢の裏には、またもケネスの暗躍があったのだが、
ランドはその地位を利用し、腐敗の撤廃に努めようと尽力する。



16.逢魔記
投獄されたランドだが、その卓越した頭脳はバーミー卿、そしてその背後にいるケネスの企みを看破する。
「この監獄から出ることができたら、きっとその野望を打ち砕き、世界を糺そう」と決意する彼の前に、
あの「黒い悪魔」が降臨した。



17.乱北記
フォコたちは中央大陸を脱し、北方大陸へと到着した。
しかしそこは、長引く経済破綻と軍閥の独断専横で荒れ果ていた。



18.猫姫記
反乱軍のリーダー、「猫姫」イール。
彼女は北方にはびこる軍閥を倒せば平和が訪れると主張するが、
ランドは逆に、無闇やたらな戦いはさらなる荒廃を生むと説き伏せた。



19.合従記
ノルド王国の権力者、キルシュ卿と面会したランドは、
各地の軍閥と連携を取り、新たな国を立ち上げることを提案した。
その足掛かりとして、一行はミラーフィールドの街を本拠にする軍閥を標的にした。



20.創星記
ジーン王国の建国により、ミラーフィールド周辺の経済は急速に温まり始めた。
しかし依然として経済状況は厳しく、抜本的かつ大々的な改革が求められていた。



21.融計記
順調な経済発展を見せるジーン王国に、近隣の軍閥は取引や協力要請を持ちかける。
一方ノルド王国からは討伐軍が、沿岸部からは借金で言いなりになった軍閥が、
それぞれジーン王国に攻め込もうとしていた。



22.挟策記
ノルド王国からの大軍を接待しつつ、ジーン王国とも取引を重ねるスノッジ将軍。
両者に取り入り利益を貪ろうと策を巡らす彼女に対し、ランドたちも逆に彼女を利用しようと目論む。



23.地星記
ランドの策が功を奏し、ジーン王国はついにノルド王国を下す。
ノルド王に降伏勧告を行うと言う局面で、ジーン王が「自分に任せてくれ」と名乗りを上げた。



24.再逅記
ジーン王国興隆の立役者となったランドを祝いに来たルピアは、偶然フォコと再会した。
彼の遍歴を聞いたルピアは、一度南海に戻ってみてはどうかと提案した。

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