第9部 葛、跳躍編 |
070.宰遺抄 西方の世界的成長を牽引してきた名宰相、ネロ・ハーミット卿。 彼の死により、西方に波乱が起ころうとしていた。 071.暗雲抄 ハーミット卿の跡を継いだ元秘書、アテナ。 しかし一方で、国民の誰もが彼女の手腕と人柄を疑っていた。 072.飛葛抄 アテナの謀略により囚われた両親とリヴィエル卿の家族を救うため、葛が奔走する。 一方でいよいよ、アテナの執政が動き出そうとしていた。 073.腐国抄 アテナの失策を狙いすましたかのように、白猫党がプラティノアールに姿を表した。 「王国救済」を謳う彼らだったが、真の狙いはやはり、西方征服にあった。 074.晩秋抄 グリスロージュに亡命した秋也一家。 意外にも穏当な2年間を過ごしていた彼らだったが……。 075.探葵抄 葛の前に突然現れた黒少女、一聖。 彼女は葛に、「無茶苦茶なお願い」をするために現れたのだと言う。 076.聖媒抄 一聖に頼まれるまま、葛は西方東部へと向かう。 その途上、葛は彼女のちょっと昔の話を聞くことになった。 077.跳猫抄 一聖に誘われ、葛は黒白戦争時代の古戦場を訪れる。 一聖によれば、そこには古の神器が眠っているらしいのだが……。 078.奇縁抄 神器と神業を会得した葛は西方を離れ、中央大陸に渡ることを決心した。 その無事を願う壮行会にて、葛は自分と姉との因縁について振り返る。 |