第7部 マーク、当惑編 |
050.悩狼抄 葵失踪から3年半後、マークも卒業を迎えた。 自身の研究が結実したと確信を持ち、自分の母親に施術を試みたマークだったが……。 一方、央北では謎の政治結社、「白猫党」の台頭がうわさされるようになっていた。 051.堕天抄 白猫党党首から招かれ、マークは落日の国、ヘブン王国を訪れた。 白猫党は政治的・経済的に崩壊したこの国で行われる選挙に参加すると言う。 052.逃狼抄 白猫党の野望に恐れをなし、マークはヘブン王国からの逃亡を決意する。 しかしホテルを出たところでいきなり脱出に失敗し、命を落としかけてしまう。 そこへ思いもよらない助けが現れ……。 053.帰郷抄 どうにか故郷、トラス王国へ戻ってきたマーク。 彼は助けを借りた者たちから、ある提案を受ける。 054.密襲抄 マークを追うため、白猫党の私兵隊隊長マラガが密かに画策する。 一方、マークは新たな仲間、ルナと共に、研究所新設のための物件を探していた。 055.悖乱抄 「新央北」との停戦交渉以降、「天政会」はその勢いを失っていた。 それにとどめを刺すべく、白猫党はまたも暗躍する。 056.蹂躙抄 崩壊した「天政会」を継いだ央北西部連合と、白猫党との戦いがついに始まった。 しかし白猫党の勢いと兵力、巧みな戦術の前に、連合は為す術もなく敗れていく。 057.再悩抄 チーム結成から2年が経ち、マークの研究チームも拡大しつつある。 そこへまた一人、新たなメンバーが加わろうとしていた。 |