第6部 葵、目覚め編 |
041.宰孫抄 老いて今なお、盛んに政務をこなす大政治家、ハーミット卿。 そんな彼が近年楽しみにしているのは、二人の孫と語らうことである。 042.捜卿抄 帰宅途中に誘拐されたハーミット卿。 彼を救うため、彼の娘ベルが組織する特殊部隊が動いた。 043.立葵抄 ハーミット卿を誘拐した犯人を見つけたものの、その犯人から、さらにハーミット卿が誘拐されていたことが明らかになった。 その2度目の誘拐を行ったのは、派手なドレスを身にまとった少女たちと、白いローブを羽織った魔術師であると言う。 044.離西抄 葵の活躍により、ハーミット卿は救出された。 しかしそのために、今度は葵が狙われることとなり、彼女は渾沌から西方を離れるよう勧められた。 045.五雛抄 渾沌の勧めにより、葵は央中ミッドランドの総合魔術塾、天狐ゼミに入ることになった。 偶然にも同期生は、葵と同じ10代が多数。 個性豊かな彼らに囲まれ、葵の新たな学生生活が始まった。 046.分派抄 葵の周りには、いつの間にか人が集まってくる。 天狐ゼミでもその魅力が発揮され、天狐ゼミ内で派閥を作っていた。 しかし元々あった派閥と衝突することが多くなり……。 047.狙狐抄 およそ学生らしからぬ放蕩三昧を尽くし、マロは一部学生からの人気を得る一方、天狐ににらまれていた。 そんな折、彼を付け狙う者が現れる。 048.不遜抄 ふたたび派閥争いが起こり始め、天狐は再度、葵に自体の収拾を付けるよう命令した。 それを受け、葵はなんと派閥を無理矢理に解消。 一応は確かに効果があったが、もう一度まとめ直そうとする者が現れ……。 049.狙狐抄 葵の前に、あの「悪魔」が現れた。 彼は葵の背後に潜む者の存在を見抜き、そして葵自身が持つ、ある「能力」をも看破した。 |